仕入先をお探しの方

実態を知ることで正しい選択ができる慧眼をつくる

 

製品以外のところを見る


ウィッグ卸し業者が取引前に見せる試作品は、工場でいちばんベテランの技術者に作らせたものであり、取り引き開始後の製品から品質が悪くなるということが多々あります。
ハンドメイド製品の仕入れで重要になるのは、レベルの高い技術者を多く確保(正規雇用)している工場と取引することです。
よくあるケースとして、中国をはじめとするウィッグ工場の中には、注文が増えると外部委託工場や個人に委託するケースが多く存在しています。
そのため品質レベルの統一、生産管理がコントロールできず「品質のムラ」や「納期が読めない」ことが発生しています。
よく耳にする「貴社専用ライン」を設けますというのは、ここでいう外部委託先の工場のことを言い換えているケースが多いのも実態です。
また、委託先の工場は他社の製品も手掛けていることが多く、製品仕様が他社に流出してしまう事や、せっかく企画したオリジナル仕様もコピーされてしまうことがあります。
もう一つ、国内の卸し会社がよく口にする「自社提携工場」という言葉も曖昧で、何を提携(技術・業務)しているのか不明で「取引」を「提携」と表現しているだけのものが多いです。


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人から人へ委託の実態


1.指示どおりに作られてこない
・指示内容が正しく伝わらない
・他の仕様と間違える

・勝手に仕様を変えてしまう
2.品質が不安定
・毛植えのレベルがバラバラ
・毛量が毎回違う
・ベースの裁断処理が汚い
・ベースの縫製があまい
・ストッパーの取り付け位置がバラバラ
3.納期がよく変更になる
・変更理由が不明
・発注数と合わない(不足)

対策として


取引をする前に必ず工場に抜き打ち訪問することが失敗しないポイントです。
当たり前ですが、ご自身の目で実際の現場を確認することがいちばん大事なことです。
そこをしないで取引をしてしまっている事業者様が多いのが現実であり、結果として上記のような課題を抱えてしまうことになります。
※事前に訪問予定を伝えてしまうと、その日だけ委託工場から人を集めてたくさんいるように見せられてしまったというケースもあります

また、卸し会社の選び方について、工場を所有していない会社は「製造卸し会社」ではなく「デリバリービジネス」を主としている会社になりますので、品質管理、生産管理を直接しているわけではないので、必ず確認をすることをお勧めします。